いきいきわくわく科学賞 基本要項 研究の進め方 審査発表 表彰式風景 表彰作品 受賞者の感想

いきいきわくわく科学賞2002

受賞者の感想



新潟県知事賞

■新潟市立上所小学校 4年 佐藤 真生

『感動が実験のきっかけ』
 わたしの研究が県知事賞に選ばれたと聞いて本当にうれしかったです。
 「サイエンスショー」で投げた人の所へちゃんともどってくるブーメランを初めて見て、とても感動し、もっと知りたくなり、実験を始めました。ブーメラン発しゃ機を作り、ブーメランのことを調べ、よく飛ぶブーメランにする方法を考えました。
 わたしにはむずかしくて、行きづまってしまうこともあったけれど、家の人や先生たちに助けてもらって、とても楽しく実験することができました。これからも、もっとよく飛ぶワンダーブーメラン作りにちょう戦したいと思います。
 投げた人の所に戻るブーメランを見てとても感動したので、ブーメランを作り飛び方を調べた。一つ調べると次々に疑問が出てきた。はじめに同じ条件で飛ばすための発射機を工夫して作った。ビデオで飛び方を撮影したり、羽根のそり・丸み・ひねりを変えたりして調べた。その結果、羽根が縦→横→縦→横になりながら飛ぶこと、そりなどが羽根の回転や飛び方に関係があること、羽根の先におもりがあるとよく飛ぶことなどが分かった。

新潟県教育長賞

■青海町立田沢小学校 4年 七澤 あかり 

『フルートと出合い』
 吹奏楽部に入ってフルートと出合い、ふいて出す音を調べようと、この研究をしました。びんやかんなどたくさんのものをふいたり、くり返し実験したりして、とても大変でした。
 でも、調べていくうちに、だんだんおもしろくなってきました。最後に、研究でわかったことを生かしてたて笛やフルートを作り、音が出た時はうれしかったです。すてきな賞ももらって、がんばってよかったなぁと思いました。
 吹奏楽部での担当はフルート。びんなどにフルートのように息を吹き込むとき、どうするとよく音が出るのか調べた。口を「ウ」の声を出すときより少し平べったくして斜めから息を吹き込むとき、入れ物の口の大きさが直径2の時によく音が出た。中に線香の煙を入れておくと、よく音が出たときは煙が中で回っていたようだ。また、よく音が出たときは入れ物がふるえるが、ふるえを手で押さえると音が出ない。見つけたことをもとに笛を作った。

■津川町立津川小学校 3年 佐藤 由帆

『飼育とっても大変』
 私は一年生の時から、毎年夏休みは貝の研究をしました。そして、三年生の今年、大きな賞がもらえたので、とてもうれしかったです。
 研究はサザエをかんさつしましたが、水そうでの飼育をつづけるのは、大変なこともいっぱいありました。でもサザエのいろんなことが分かってくると、おもしろさもあり、がんばってつづけてよかったと思いました。これからもいろんなことを調べてみたいと思います。
 1年の時から貝を飼っている。サザエは、足を交互に前に動かしながら水そうのかべをはう。そんな動き方や足を不思議に思ったので、足の動きを中心にサザエを観察することにした。ゆっくりしか動けないけど、足は吸い付く力がとても強いので、強い波が来ても岩に吸い付いたままからにかくれていることができることが分かった。また、サザエは、夜よく動くこと、水温によって動き方や食べるえさの量などに違いがあることも分かった。



新潟県知事賞

■湯之谷村立東湯之谷小学校 6年 覚張 壮

『幼虫グロテスクだけど』
 県知事賞をいただきありがとうございます。ぼくは小四の夏からキアゲハを観察し始め、約三年間、いろいろな人の協力、応援のおかげで、がんばりぬくことができました。
 思うような結果が出ずにあきらめようかと落ち込むこともありましたが、そのたびにあのグロテスクでかわいい幼虫、ヒラヒラと気分良さそうに飛ぶチョウのことを考えると、またがんばれる力がわいてきました。
 そのささえがあっての今回の県知事賞受賞。ぼくのほこり、自信として、これからも科学について考え、また進んで研究にはげみたいと思っています。
 アゲハのサナギの色には、緑色と褐色の2つの型があり、大学の研究では「サナギになる場所がツルツルなら緑、ザラザラなら褐色となる」という。自分の昨年の研究では「幼虫にストレスを与えると褐色になる」となった。この違いについて実験を行った。その結果、幼虫の体がストレスや刺激を受けたときは、ツルツルの場所でも褐色のサナギになる。幼虫が気分良く自由にサナギになれたときは、場所によらず緑色になることが分かった。

新潟県教育長賞

■柏崎市立北条南小学校 5年 五十嵐 梨子

『つららできて感激』
 私の冬の楽しみのひとつに「つらら」があります。いろいろな大きさの日があり、どのような時に大きなつららができるのか不思議でした。真夏にうまくできるか心配でしたが、点滴セットで水量を調節し、屋根の角度を工夫し、台所の冷凍庫の中に39aのつららができた時は本当にうれしかったです。
 そして今回このような賞をいただき、うれしさが二倍になりました。がんばってよかったです。
 冬、登校するときによく見るつららについて、どんなときにつららがうまくできるか、夏に冷凍庫を使って実験した。冷凍庫の中にミニ屋根を設置。その屋根に流す水は、点滴セットを利用して水量を調節した。その結果、つららができるには氷の固まり(せき)が屋根にできることが必要であり、つららが成長するには水量(とける雪の量)が大きく関係すること、屋根の角度は沒xからゥ度がよいということがわかった。

■津南町立津南小学校 6年 涌井 拓未

『今後は環境も研究』
 ぼくは、ハグロトンボの研究パートUをして、新潟県教育長賞をもらいとてもうれしいです。去年もハグロトンボの研究をして新潟日報社賞をもらいました。
 今年の研究では、去年よりも調査回数を増やし、より細かな観察をしたことが入賞につながったと思います。
 これからは、ハグロトンボのことだけではなく、環境についても研究に加えていきたいと思います。
 昨年の研究から、ハグロトンボについての新たな疑問がわき、解決しようと調査研究を行った。家の近くにある船津川に何個体のハグロトンボがいるか、どの時季に多くいるか、どんな水草に産卵するか、どのくらいの大きさの縄張りを持つかなどを調査し、考察を加えた。個体数は8月俣がピークとなり、それとともに雌が雄の個体数を上回るようになる。産卵は最近増えたコカナダモにもしている。縄張りは5bから6氓ュらいだと分かった。



新潟県知事賞

■新井市立新井南中学校 2年 霜鳥 敏之

『研究頑張って続けたい』
  朝、新聞に自分の名前があったときには本当に驚きました。指導していただいた先生にはとても感謝しています。
 今年は行事の準備などで忙しい夏の中の研究でしたが、最後までしっかりやり遂げようと心に決めていました。
 最も苦労したのは正確なデータをとるために繰り返し実験したのに、どんどん予想とずれていったことです。しかし、そのことが結局、備長炭電池のしくみを解明する手がかりになったことがとてもうれしかったです。
 まだまだ追究したいことが残っているので来年も頑張って取り組んでいきたいと思います。
 備長炭とアルミホイルで作る電池の研究。昨年の研究の反省をもとに、食塩水の濃度と発生する電流・電圧の関係を調べた。また、アルミホイルの重さの時間変化から、備長炭電池がアルミホイルを溶かしながら電力を発生させることを確かめた。また、回数を重ねるほど発生する電力が減ることに疑問を持ち、備長炭電池のしくみを調べた。そして、備長炭を酸素の入った袋に入れておくことで、備長炭電池の電圧を復活させることに成功した。

新潟県教育長賞

■上越教育大付属中学校 1年 吉越 樹

『答え見つかり興奮』
 今年は、昨年の「着地猫の研究」の中で疑問に思っていた「着地猫はなぜひっくり返って、足から着地するのか?」を追究した。目的をはっきりさせ、いろいろな実験を行うことで、なぜひっくり返るかが徐々に分かってきたとき、少し興奮したことを覚えている。
 見かけは大したこともない出来事が、詳しく調べてみると、とても面白く思えた。これからも、そういう目で周りの出来事をみていきたい。
 おもちゃの着地猫のモデルを用い、足の長さ、胴体の高さを変えて、足から落ちる確率を調べた。重心軸が回転軸になるのか、風の力がどのように働くかを調べるため、回転軸にストローを付け、扇風機を用いて風の影響を調べた。足の代わりにクリップを付けて、足がおもりの役割をしていることを確かめた。重心軸の上下を同じ面積にして風が胴体を回転させる力を確認し、空気の力が「てこの原理」と同様に胴体に働いて猫を回転させることを突きとめた。

■津川町立津川中学校 2年 佐藤 未来

『去年に続いて挑戦』
 テレビで紹介の冷房グッズから気化熱という現象を知り、去年の研究でその作用を見落としていたのではないかと疑問に思って、再度、研究に挑戦しました。
 気化熱の作用を確認するため、いろんな方法を試みましたが、打ち水の中で気化熱はそのはたらきを見え隠れさせ、最後まではっきりとした現象をとらえられなかった気もします。
 そんな研究でこのような大賞をいただき、本当にうれしく思っています。
 打ち水で地面が冷やされるということを気化熱の影響に注目して研究した。打ち水した地面と打ち水しない地面の温度変化を比較し、打ち水の効果を確認した。さらに、風などの影響を少なくするため車庫内で投光器を使い同様の実験をし、その温度変化を調べた。そして、打ち水の気化熱の作用をさらにはっきりと確認するため、地面と同じ温度のお湯を打ち水し、水と地面の温度差による影響をなくした状態で地面の温度変化を調べ、気化熱の作用を確かめた。



新潟県知事賞

■上越市立直江津中学校 3年 古澤 結理

『場所を変え根気よく観察』
 県知事賞が頂けるとは思っていなかったので大変うれしいです。
 ネジバナはピンクのかわいい花をつけます。場所によっては一面に咲きますが、一本一本個性的で同じものは見つかりません。それはネジバナのねじれ方が一定ではないからです。
 ねじれる理由は辞典などですぐ分かると思っていたのですが、実ははっきりしていないらしいというところから研究らしくなりました。
 なぜ?どうやってねじれるのか、あれこれ考えながらさまざまな場所と方法で観察しました。途中、刈り取られるなど難題も多かったですが、何とかまとめることができよかったです。
 ネジバナ(ラン科)の花序の巻き方に疑問を持ち、環境を違えた5地点で右巻き・左巻きの傾向を調べた。集計ではやや左巻きが多かったが、場所により著しく偏る場合もあった。また、ねじれが遺伝的でないこと、花序は花がらせん状に付くのではなく、茎自体がねじれていることを確認した。さらに、花がねじれた茎上の同じ面に直線的に配置する例や、茎のねじれに一致しないものも発見したので、今後も追究していきたい。

新潟県教育長賞

■柏崎市立松浜中学校 3年 青木 久依 木村 古都乃 田中 夏美

『野外観察でヒント』
 選択理科の授業やその延長でよく野外観察に出かけます。いろいろな昆虫を観察する中から今回の研究を思いつき発展させました。
 研究ではたくさんの種類の昆虫を採集したり、羽の面積を測定したり、飛翔実験を用いたりと苦労したことも多くありました。しかし羽面積と体重の相関関係など結果は予想以上にうまくできました。さらに県教育長賞という形で認めていただき大変喜んでいます。
 29種・204個体の昆虫の羽面積と体重を測定しセミ、トンボ、チョウの各類で、体重の大きいものほど羽面積が広いという明らかな相関関係を認め、一次関数式にした。また、負荷重を加えると、トンボ類がほぼ自重に耐えて飛べることが分かった。さらに、デジタルビデオカメラで撮影し、1枚当たりのはばたき回数を調べたところ、羽面積の小さい昆虫ははばたきを増やすことで飛翔力をアップさせているようだった。

■柏崎市立北条中学校 2年 五十嵐 修吾

『予想通りの結果に』
 植物を鍛える(強制的に曲げる)ことにより、成長に変化が起こるのではないかと思い実験をしました。
 何本ものアサガオのつるを毎日ストレートや逆巻きに強制する作業は予想以上に大変で、直してもじきに元に戻ろうとします。それはまるでアサガオと戦っているようでした。
 しかし、結果が自分の予想と同じであり、満足しています。また、今回このような賞までいただき本当にうれしいです。
 植物を強制して育てると、成長面でどのような変化が起こるかという興味を抱いた。材料にアサガオを選び、条件がそろうよう畑の耕作から気を配った。つるが伸びてきたところで、支えに逆方向に絡ませたり、まっすぐに伸ばしたりして様子を観察した。その結果、無理強いしたものは花芽の節間が短くなり、たくさん花をつけた。成長の方向を強制することが、成長ホルモンなどに影響したのかもしれないと考えた。

BACK