いきいきわくわく科学賞2004 基本要項 研究の進め方 審査発表 表彰式風景 表彰作品 受賞者の感想

審査を終えて
上越教育大学副学長・戸北凱惟



『発見生む根気強い観察』

 根気強い観察が目立ちました。「やごのけんきゅう」を行った県知事賞の市川さんは、すでに1、2年生の時から始めていた研究で、トンボに大変な関心を持っています。そして、トンボの幼虫であるやごは活発に動くことはないのに、生きているまわりの状態にどのように反応するのか、まわりの状態を変えながら変化のようすを観察して気づいたことをきちんとまとめています。
同じようなことが県教育長賞の中山さんの「アゲハチョウの観察」にもいえます。アゲハチョウも、その幼虫のあおむしは育つ環境に応じて、育ち方に違いがあるようだと自分なりの発見があります。2人ともトンボやチョウがほんとうに好きなのですね。2人とも昆虫が大好きなのでこうした疑問に徹底した観察ができたのでしょう。
 二瓶君の「ゴムの力」は輪ゴムを使って遊んだ経験を一歩進めて、もっと遠くへ飛ばすための科学的な方法を見つけようとしたものです。小千谷市川井小学校の「ホタルの研究」は学級で取り組み、地域の人たちとも協力して行った調査研究です。調査地の山間部の美しい小川とホタルの幼虫は、大地震の後、今はどうしているでしょうか。継続調査ができればいいですね。
そのほか、「すくすく育て!私のイネ」や「砂漠で植物は育つのか?」は棚田とか砂漠などに関心を寄せ、自然を守ることの大切さに関心を向けた研究でした。「グラウンドではずむボール」と「イチョウの葉」は両方とも自分の大事な体験を科学的に明らかにしようと取り組んだものでした。
それぞれの研究が、次に取り組みたいことも書いてありました。これからの皆さんの研究に期待しています。

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