いきいきわくわく科学賞2009 基本要項 研究の進め方 審査発表 表彰式風景 表彰作品 受賞者の感想

審査を終えて
上越教育大学理事・戸北凱惟



『科学研究の始まりの予感』

 科学研究をはじめるといって身構える必要はありません。3、4年生にもなると「ためしてみよう」「やってみよう」と計画や見通しを持って調べる方法を考えるようになります。身の回りの事に関心をもち、やがて、あふれるほどの情報の中から科学への関心を高めて本格的な科学者を目指してください。中学年のみなさんの研究は、そうした科学研究のきっかけを示しているような気がしました。
 県知事賞の「発見 四つ葉のひみつ」は、幸せを呼ぶ四つ葉のクローバーとして親しまれているシロツメクサの葉っぱに関心を持ち、クローバーがよく育つ場所や、四枚の小さな葉の、形、大きさ、模様などについて細かく観察し、シロツメクサの特徴を自分なりにまとめています。四つ葉は先端にできるので、茎をたぐるようにして探すのがポイントだと気づいています。教育長賞の「アサガオのつるのひみつ」では、つるが伸びて何かにぶつかると巻き始めるが、巻き付くモノに好き嫌いがあるのか、どうしてつかまるモノを捜すのか、つるはつかむまでどんな動きをしているのか、と言った疑問を追求しています。つるの動きを上から見てアクリル板にスケッチする方法には感心しました。「三箇の植物生き残り大作戦2」は、花図鑑や花マップ、花の咲く時期がわかりやすくまとめられていて、地域の豊かな自然が目に浮かびます。特に在来植物と帰化植物に注目し、小規模学校らしい3、4年全員による継続的な取り組みに感心しました。「お天気調べパート4」もレベルの高い研究でした。「ブーメラン」も工夫して楽しく実験しているのが良かったし、「地震に強い家」では工作のアイデアが良かった。「スズムシ」は始めての対面でよくここまでできました。

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