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中越地震復興祈念イベントで、ろうそくの揺れる明かりを前に犠牲者追悼と復興の祈りをささげる人々=23日午後5時30分ごろ、長岡市大手通1の厚生会館前

中越地震3年、各地で追悼式

 68人の命を奪い、中山間地を中心に大きな被害を出した中越地震から3年を迎えた23日、犠牲者を追悼し、復興を誓う式典が、被災地各地で行われた。本震が発生した午後5時56分には長岡市や小千谷市、川口町などで住民らが一斉に黙とうを捧げ、絆(きずな)を糧にふるさと復興への思いを一つにした。

 長岡市の千秋が原ふるさとの森コミュニティ広場では県が式典「追悼と復興への誓い」を行い、泉田裕彦知事は7月の中越沖地震に触れて「中越の被災地が明日に希望を持てるふるさとをつくることが、中越沖の被災地の希望にもつながる」と述べた。

 同市の山古志支所前では茨城県の鋳造会社から贈られた「希望の鐘」を遺族3人が本震発生時刻に突き、住民ら約500人が黙とう。地震発生当時の旧山古志村長で、全村避難を決断した長島忠美衆院議員は「多くのものを失ったが、それ以上に多くの方から支援と勇気をもらった。ゆっくりでもいいから前に進もう」と力強く呼び掛けた。

 震度7を記録した震源地の川口町では、川口中学校体育館で開かれた追悼式に遺族や住民ら約200人が参列。岡村譲町長は「震度7でも崩れなかった人と人のつながりでさらなる復興への道を歩みたい」と誓った。

 小千谷市では市民会館で追悼式が開かれたほか、小学生3人が亡くなった同市塩谷でも遺族と住民約100人が慰霊碑前で黙とう。地震後、同市千谷に移った会社員の星野宏さん(44)は亡くなった長男一輝君=当時(12)=の納骨を、まだ終えていない。「区切りをつける時期だと思うが、決断できない」と話した。

新潟日報2007年10月24日

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