通年企画「復興へ中越地震」
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川口の中越地震震央に新標柱

 中越地震震源の川口町で13、14の両日、震央を示す新しい標柱の除幕式や復興記念式典などのイベントが開かれ、参加した町民らはさらなる復興推進へ、思いを新たにしていた。

 除幕式は14日、震源真上に位置する震央(北緯37度17・5分、東経138度52分)の同町武道窪であった。震央の棚田には2005年10月に、約1・7メートルの木製の標柱を設置。同町の小・中学校の子どもたちが「一歩ずつ、一歩ずつ…」などとメッセージを記した。しかし文字が消えるなどして傷みがひどくなった。

 このため23日で地震から3年となるのを機に、中越防災安全推進機構などが2年前の標柱とほぼ同じものを作り直した。ステンレス製で高さ約2メートル。文字には消えにくいインクを使った。

 除幕式には住民ら約100人が参加。標柱の立つ土地を所有する同町木沢の農業星野秀雄さん(67)が「後世に伝える立派な標柱を作ってもらった。大勢の支援が復旧、復興につながっている」とあいさつした。

 同町川口の生涯学習センターでは14日、町主催の「感謝と復興への記念式典」が開かれ、復旧、復興に尽力した他の自治体や団体・個人などに感謝状が贈られた。岡村譲町長は「元気な姿を報告し、見ていただくことが恩返し」と感謝の言葉を述べた。

 13日夕には、地震でお年寄り1人が犠牲になり、一時集落が孤立するなどした木沢集落で、住民らがろうそくの明かりで全国からの支援に対する感謝のメッセージを発信。旧木沢小学校グラウンドで住民とボランティア約100人が約1100本のろうそくをともすと「木沢からありがとう」の文字がくっきりと浮かび上がった。

 ボランティアで、地震以来3年ぶりに同所を訪れた群馬県桐生市の自営業塚越一夫さん(73)は「被害の大きさを思うと、集落の人が元気で何より」と感慨深そうだった。

新潟日報2007年10月15日

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