通年企画「復興へ中越地震」
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復興を祈念して県内各地で狼煙を上げた「にいがた狼煙プロジェクト」。上越市清里区でも煙が天高く上がった=20日、上越市清里区荒牧

復興祈り県内を狼煙でリレー

 中越地震や中越沖地震からの復興を祈り、狼煙(のろし)をリレーして県内全域を結ぶ「にいがた狼煙プロジェクト」(同実行委員会主催)が20日、県内約100カ所の山城跡や里山などを会場に行われた。復興への思いを込めた狼煙が各地で天高く上げられ、最終地点の長岡市へつなげられた。

 中越地震から3年の節目に合わせて企画された住民参加型イベント。中世の通信手段の一つ「狼煙上げ」を通じ、里山や古道の再生、地域活性化、観光振興などにつなげる狙いがある。プロジェクトには長野県飯山市からを含む約80団体、総勢1500人が参加した。

 リレーは同日午前10時ごろ、糸魚川市など県内6カ所と飯山市で開始。

 下越のスタート地点、朝日村の笹平城跡からは午前10時に狼煙が上がり始め、同村の大場沢城跡を経由して、村上市、臥牛山(お城山)の村上城跡に受け渡された。

 同市はあいにくの雨。標高135メートルのお城山での狼煙は、風にあおられて真上には上がらなかったが、市街の至る所からもうもうと立ち上るさまを見ることができた。

 中継地の1つ、上越市清里区の荒牧城跡では午前10時半、2・5メートルの高さに積み上げられたやぐらに点火され、豪快な白煙が上がった。

 十数キロ先に臨む春日山城跡から上がった狼煙も確認でき、住民から「見えた見えた」などと歓声が上がった。「荒牧狼煙をあげる会」の梨本隆会長は「イベントが各地域の活性化につながることを期待したい」と話した。

 最終地点の長岡市国営越後丘陵公園の片刈城址(じょうし)では、約30人が待機。午後1時半前、約4・5キロ離れた岩野城址から狼煙(のろし)が上がるのを確認すると、プロジェクト実行委員長の豊口協長岡造形大理事長が、よろいかぶとの武者姿で登場した。

 豊口実行委員長は「このプロジェクトの成功が全国に広がり、心と心の豊かなコミュニケーション社会の訪れを期待する」と口上を述べ、たいまつで火を付けた。

 バチバチと大きな音を立てて薪(まき)があっという間燃えあがり、煙のリレーが締めくくられた。

新潟日報2007年10月21日

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